近年、労働市場において「派遣社員」という雇用形態がますます一般的になっています。
柔軟な働き方を求める人々にとって魅力的な選択肢となる一方で、
正社員とは異なる側面も多く、慎重な判断が求められます。
「これから派遣社員になるけど、どんな仕事ある?」「いま派遣社員として働いてるけど他の派遣社員ってどんな感じなんだろう」など、不安に感じている人も多いでしょう。
本記事では、派遣社員として3年間働いた経験のある僕が派遣社員の内情を解説していきます。
最後にどんな人に向いているかも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
派遣社員とは?
まずは、派遣社員の基本的な仕組みについて説明します。派遣社員とは、派遣会社に雇用され、派遣先の企業で業務を行う働き方を指します。正社員のように直接企業と雇用契約を結ぶのではなく、派遣会社が雇用主となる点が大きな特徴です。
派遣社員の雇用形態には、
- 登録型派遣(契約期間ごとに雇用契約を結ぶ)
- 常用型派遣(派遣会社と無期雇用契約を結び、異なる派遣先で働く)
の2種類が存在します。
では、この派遣社員として働くことについて、一般的なメリットとデメリットを紹介していきます。
派遣社員のメリットとデメリット
派遣社員のメリット
まずは一般的なイメージの派遣社員のメリットを10個紹介します。
- 自由な働き方ができる
- 未経験でも挑戦しやすい
- 仕事内容が明確である
- 人間関係のしがらみが少ない
- 短期間でのキャリアチェンジが可能
- 残業が少ない傾向にある
- 副業がしやすい
- 派遣会社のサポートを受けられる
- 専門職の派遣なら高収入も可能
- 転職活動の期間に働ける
それぞれざっと紹介していきますので、興味のある方はぜひ!
派遣社員のメリットはこちら!
1. 自由な働き方ができる
派遣社員の最大のメリットは、自由な働き方ができる点です。契約期間が定められているため、一定期間ごとに自分の働き方を見直すことができます。
例えば、
プライベートを優先して短期間で働く
様々な業種や職種を経験してキャリアを広げる
自分のライフスタイルに合わせて働く時間を調整する
といった柔軟な選択肢があります。
2. 未経験でも挑戦しやすい
派遣社員としての仕事には、未経験者でも採用されやすい案件が多いのも大きな魅力です。特に、
・事務職
・コールセンター
・軽作業
といった職種は、未経験から始めやすい傾向にあります。また、派遣会社がスキルアップのための研修を提供しているケースも多いため、キャリア形成を考える際の第一歩としても活用できます。
3. 仕事内容が明確である
派遣社員は、契約時に業務内容が明確に定められているため、想定外の仕事を任されるリスクが少ないというメリットがあります。正社員のように業務の範囲が曖昧で、急な業務追加が発生することは比較的少ないため、決められた業務に集中して取り組むことができます。
4. 人間関係のしがらみが少ない
派遣社員は基本的に契約期間が決まっているため、職場の人間関係のしがらみに縛られることが少なくなります。合わない環境であれば契約終了後に別の職場へ移ることも可能であり、ストレスを最小限に抑えることができます。
5. 短期間でのキャリアチェンジが可能
様々な職種や業界を経験できるため、スキルの幅を広げやすい。
6. 残業が少ない傾向にある
契約時間内で業務が決められており、無理な残業を強いられることが少ない。
7. 副業がしやすい
副業を認めているケースが多く、収入源を増やすことが可能。
8. 派遣会社のサポートを受けられる
就業先との交渉やトラブル対応を派遣会社が担ってくれる。
9. 専門職の派遣なら高収入も可能
ITや医療関連の専門派遣では、正社員以上の報酬を得ることもできる。
10. 転職活動の期間に働ける
正社員の転職活動中のつなぎとして派遣を利用することも可能。
派遣社員のデメリット
次に一般的な派遣社員のデメリットを10個紹介します。
- 雇用の安定性が低い
- 昇給やキャリアアップがしにくい
- 福利厚生が限定的
- スキルアップの機会が少ない
- 正社員との差別待遇を受けることがある
- 収入が不安定
- 長期的なキャリア設計が難しい
- 派遣先企業によって待遇に差がある
- 派遣切りのリスクがある
- 社会的信用が低い場合がある
デメリットもざっと紹介していますので、興味ある方はぜひ!
派遣社員のデメリットはこちら
1. 雇用の安定性が低い
最大のデメリットは、雇用の安定性が低いことです。派遣契約は基本的に期間が定められており、契約終了後に更新されない場合は次の仕事を探さなければなりません。
また、派遣切りのリスクもあり、企業の経済状況や業績次第で契約が打ち切られる可能性があります。
2. 昇給やキャリアアップがしにくい
派遣社員は基本的に同じ業務を続けることが多く、正社員のような昇給や昇進の機会が少ない点がデメリットです。
また、派遣先企業でどれだけ優秀な成果を出しても、待遇が変わらないことがほとんどです。長期的にキャリアを考える場合、派遣という雇用形態のままで良いのかを慎重に考える必要があります。
3. 福利厚生が限定的
正社員に比べて、派遣社員は福利厚生が限定されることが多いです。
例えば、
- 賞与(ボーナス)が支給されない
- 退職金がない
- 社員割引や社内制度が利用できない
といった制約があり、同じ仕事をしていても待遇に差が出ることがあります。
4. スキルアップの機会が少ない
派遣社員の業務は決められた範囲内で行うことが多いため、新しいスキルを身につける機会が限られることがあります。特に、専門的な知識や高度なスキルが必要な業務には正社員が割り当てられることが多いため、キャリアの幅が広がりにくいという問題があります。
5. 正社員との差別待遇を受けることがある
同じ業務でも、福利厚生や社内イベントへの参加機会が少ない。
6. 収入が不安定
契約が更新されなければ収入が途絶えるリスクがある。
7. 長期的なキャリア設計が難しい
企業ごとの評価制度に組み込まれないため、長期的なキャリアアップが難しい。
8. 派遣先企業によって待遇に差がある
同じ職種でも、派遣先企業によって待遇が大きく異なることがある。
9. 派遣切りのリスクがある
経済状況の悪化により、突然契約終了となる可能性がある。
10. 社会的信用が低い場合がある
クレジットカードや住宅ローンの審査で不利になることがある
派遣社員3年目が語る派遣の本音
ここまで一般的な派遣社員のメリット・デメリットについて紹介してきました。
あなたも同じように感じていたのではないでしょうか?
では、派遣社員として3年間働いてきた僕が、”働いてみて実際に感じたこと”や
”どんな人に向いているか”を紹介していきます。
実際に感じたこと
- ジョブチェンジがしやすい
- 残業時間が少ない傾向にある
- 給料もそれなりにもらえる
- キャリアアップは難しい
- 福利厚生がやや悪い
- 派遣先に同僚がいない場合、疎外感を感じる。
まずは派遣で働いてみて実際に感じたメリットを紹介します。
派遣社員として働いてみて実際に感じた大きなメリットは、ジョブチェンジがしやすいところです。
大きな派遣会社は様々な企業に人材を登用しているため、扱っている職種や業種が豊富にあります。
そのため派遣会社を変えずとも、派遣先を変えることで様々な仕事に就くことが可能です。
逆に一企業の正社員になると、その企業内での職種は変えられますが、業種までは変えられません。
就職した先が自分に向いていない業種だった場合、転職を余儀なくされます。
自分に合う仕事を見つけられるまで転職を繰り返すのは、すごく大変ですよね。。。
自分に合った仕事が見つかっていない人、中々見つからない人は派遣会社への就職もオススメです。
次に感じたメリットは、残業時間が少ない傾向にある点です。
派遣会社は派遣先の企業と契約を結んでいるため、無理な残業を断れることがあります。

僕はだいたい月20時間ぐらいです!
残業時間が少ないことでプライベートの時間が増え、趣味や休息に充てることが可能です。
次に、給料もそれなりに貰えています。もちろん正社員よりは少ないですが、
きちんとした派遣会社を選べば十分なお給料が支給されます。
前述した通り、派遣社員は給料が少ないと僕自身も思っていました。
しかし蓋を開けてみたらそんなことはなく、生活していくには十分な額を貰えています。



僕はだいたい手取りで20万円ぐらいです!
また、夏と冬にボーナスもありました。
そのため、一人暮らしをしていた頃は1年で100万円貯金することが出来ました。



1年で100万円貯めた方法については以下の記事で紹介しています!
きちんとした派遣会社を選べれば金銭面は心配無用かと思います。
次に働いてみて感じたデメリットを紹介します。
1番感じたのは、キャリアアップが難しい点です。
派遣社員は派遣先の企業に行って働くため、あなたの派遣会社の上司はそこには居ません。
つまり、あなたの働きを直接見ているわけではないと言うことです。
僕は年に2回派遣会社の責任者と面談を行った後に、次年度の給料が決まっています。
2回の面談で1年の成果を話す必要があります。毎回、説明が不十分だったり、うまく伝わっていなかったりなど、納得のいく査定になったことはありません。。。
もちろん派遣会社の責任者と派遣先の上司とでやり取りはしていると思いますが、
きちんと伝わってるかは分かりません。
そういった点では正社員の方が上司が身近にいる分、
正当な査定を受けることができ、キャリアアップできるように思います。
次に感じたデメリットは、福利厚生がやや悪いところです。
福利厚生の差において、有休日数が1番違うところだと思います。
派遣社員は最低限の有休日数のみ付与されることが多いですが、
大企業の正社員になると有休は20日ほどあり、大きな差があります。
僕自身、そこまで休みが欲しいわけではないのであまり不満に感じてはいませんが、
有休が20日あると聞くと羨ましくなります(笑)
あとは同じ派遣会社の社員が派遣先の企業にいなかったため、疎外感を感じていました。
ですが、人間関係のしがらみが少ない分、メリットに感じる人もいるでしょう。
以上が、派遣社員として3年間働いてみて感じたことです。キャリアアップは難しいですが、ジョブチェンジの容易さや、十分な給料など、派遣社員もそこまで悪くありません。
派遣社員はどんな人に向いている?
僕が実際に派遣社員として働いてみて、どのような人に向いているのかを紹介します。
派遣社員に向いている人
- ワークライフバランスを重視したい人
- 様々な職種や業界を経験したい人
- 人間関係のストレスを減らしたい人
前述の通り、派遣社員は残業時間が少ない傾向にあります。そのため、プライベートの時間を大切にしたい方には向いています。
また、職種や業種の選択肢が豊富にあるため、いろんな仕事にトライしてみたい人にもオススメです。
派遣社員に向いていない人
- 長期的なキャリアアップを考えている人
- 安定した雇用を求める人
- 福利厚生や昇給を重視する人
逆に、これからキャリアアップしたいと考えている人には不向きです。
キャリアアップしたい人は正社員になることをオススメします。
また、派遣社員は契約を切られてしまったら職が無くなってしまいます。
安定した仕事とは言えないので、安定重視な人は派遣社員は避けた方が良いでしょう。
まとめ
本記事では、派遣社員のメリット・デメリットについて、
実際に働いてみて感じたことを踏まえて解説しました。
派遣社員は、柔軟な働き方ができる点で魅力的ですが、
雇用の不安定さや昇給の難しさなどのデメリットもあります。
自身のライフスタイルやキャリアプランに応じて、
派遣という働き方が適しているかどうかを慎重に判断することが重要です。
また、派遣社員として働く場合でも、将来的なキャリアの選択肢を広げるために、
スキルアップや資格取得を意識することが大切です。
自分に合った働き方を見つけ、充実したキャリアを築いていきましょう。
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